孤立する社会が進んだのは、「プライバシーと恥」だよねって話

ひきこもり、精神疾患、犯罪、貧困
ひきこもり支援はじめてから、いろんな人や記事を見てきた結果、
共通するのに「孤立」ってのがあった。
逆に言うと、孤立を防げば、これらは改善していくだろうと
合理的な自分は考えてしまうんだけど、そもそも孤立しやすくなったのは何だ?って考えたら
「プライバシー」と「恥」の概念だと思った。今回はそのこと書いてく!
【個々の生活】の主張が強くなったプライバシーの現代
自分、これ書いてる今36歳なんだけど、
昔に較べるとやっぱ「地域のつながり」みたいなのは確実に薄くなったよね。
あんま人に関わらなかった自分でもそう思うよ。
昔は知らん大人に怒られたりしてたし、
自分はそこまではないけど、知らん大人にしつけで叩かれた人とかもおるんでしょ?
今そこまでやったら下手したら訴訟だもんな。
昔の田舎は家の鍵とかかけてなかったから、近所の人が勝手にいたりしたらしいけど
今それやると下手したら住居侵入で捕まる。いや、これは当時でもヤバイと思うけどw
訴訟リスクまで負って、他に家庭に関わろうって人はまぁ~~、おらんやん?
そうやって他人の家庭に関わらない、個々の家庭の領域意識、
プライバシー意識が強くなったことで
「社会構造として」孤立しやすくなったと思うよ。
自分はあんま干渉されるの嫌いだから、悪い事ばっかじゃないと思うけど、
孤立、って観点なら、昔より孤立しやすくなっただろうね。
「恥」の概念が孤立化させる
これは日本に強い「世間体」の概念がそうさせると思う。
ひきこもり、精神疾患、犯罪、貧困
これらは本人や家族が隠すことが多いよね。
「言ったら差別される」
「近所から噂される」
「家にこんな奴がいるなんて、我が家の恥だ」
こんなパターンがあるかと推察するよ。
こうやって気持ちを外に出さず、
内々で処理するともちろん当たり前に孤立するし、
いつか爆発したり、孤立したりするかな。
日本人はけっこう「恥」の概念が強いから、
人とかいわゆる「普通の生き方」から外れるのが苦手で、
自己主張が下手なんだと思うんだよ。
「嫌われたくない」って感情は強いと思う。
自分海外に行くといつも「日本人は主張する人少ないなぁ~」と思うもん。
日本て国自体は、いいとこもメチャクチャあるけど、
「どうしても群れに入れない人」には、なかなか生きづらいってのはあるかな。
自分もそうで自分の存在認めたくて起業したタイプだから、
ひきこもりで生きづらいって考えてる人には
そう遠くない感情なんじゃないかな。
でもプライバシー重視の社会構造は
いいとこもあるから変えるの難しいけど、
「恥」の概念は割と自分の内面の問題だったりするから、自分みたいに
「俺のアンチ言う事聞いて失敗しても、コイツら責任執らないよな?
どうせ自己責任って言われるなら自分の思うようにやればよくね?」
って気づけば、「別に嫌われてもいいや」って開き直れるから、
そこはこれからも伝えていきたいと思うよ!!